【季節の話題】モリアオガエルの卵_2週間後

あれこれ

モリアオガエルの卵を紹介してから2週間が経ちました。その後の様子が気になったので,今日(2024年5月26日)ふたたび本宮山に登り,見てきました。前回,泡巣があった木を見てみると(上の写真),前回あった包巣は当然のごとくなくなっていて,残骸が葉っぱに少し付いている程度でした。ところが,この木に付いている泡巣が増えているではありませんか。写真の赤丸のところがそれになりますが,4つも付いています。そこで,周りの木をよく見たり,池の中を観察したらいろんなものを見ることができました。今回は,それらを紹介します。

モリアオガエルの卵が木になっているよう

下に水面がある木に卵が付いていないか探し回りました。すると先ほどとは別の池の上に下の写真に示すようにたくさんの卵が付いていました。この写真だけでも4か所あります。この池の周りの木は背が高くて,中には10mくらいの高さにある卵もありました。モリアオガエルの木登りの能力は大したものです。

木に鈴なりになったモリアオガエルの卵

また小さい池に戻りますが,ひとつ気になる泡巣がありました。モリアオガエルが目測を誤ったせいかもしれませんが,その泡巣の真下は池ではなく地面でした。幸い,地面には池に向かって傾斜があるので,オタマジャクシがのたうち回れば池まで到達できるかもしれませんが,ちょっと心配になりますね。

モリアオガエルの卵の下が池ではなく地面となっている

オタマジャクシがいっぱい

2週間前に見た卵がなくなっていたので,オタマジャクシが生まれているはずです。池の中を見てみましょう。そうしたら,下の写真に示すようにたくさんのオタマジャクシがいました。この中から大人のカエルになる割合はどのくらいか知りませんが,とにかくたくさん生まれています。

モリアオガエルのオタマジャクシ

もう少し近くでオタマジャクシを見てみると,後ろ足が生えてきているものもいます。子供のころオタマジャクシを飼って,前足と後ろ足のどちらから生えてくるのかを観察したことを思い出します。

後ろ足の生えたモリアオガエルのオタマジャクシ

イモリもいるよ

同じ池にはイモリもいました。アカハライモリです。イモリはオタマジャクシが泡巣から落ちてくるとき,下で待っていて食べるみたいですが,オタマジャクシが大きくなって逃げ足が速くなると,オタマジャクシを捕まえられなくなってしまうみたいです。ですから,オタマジャクシとイモリが同じ池の中で暮らしていけるのですね。
参考)https://koba-t.blogspot.com/2015/07/blog-post_19.html

アカハライモリ
3匹のアカハライモリ

今度は是非大人になったモリアオガエルを見てみたいです。ただし,カエルのいるとことに蛇ありです。草むらにはマムシもいるみたいなので用心しながら観察を続けようと思います。

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