アサギマダラがいっぱい(2024年10月19日・三ヶ根山)

あれこれ

アサギマダラがこの地域に訪れるのも,いよいよピークとなってきたようです。2024年10月19日に三ヶ根山に登って様子を見てきました。たくさんのアサギマダラに会えましたので報告します。

最初に紹介した写真にはアサギマダラがなんと9頭も写っています。アサギマダラの位置を赤丸で示しましたがわかりましたでしょうか? たくさんのアサギマダラが飛来していますが,なかには下の写真に示すように満身創痍の羽根を持ったものもいます。これまでの旅の過酷さを感じます。

羽根の傷ついたアサギマダラ

下の写真には6頭写っています。是非,探してみてください。なお,写真に写っているピンクの花はフジバカマで,アサギマダラちゃんの大好物です。

フジバカマに集まったたくさんのアサギマダラ

アサギマダラの雌雄

ここで,アサギマダラのオス・メスについて見てみましょう。たくさんの蝶が来ていたので,オスもメスもいます。下の写真の左がメス,右がオスです。見分け方は,羽根の下の方に黒い斑点(性斑とか性標と呼ばれています)の有無です。黒い斑点がないのがメス,あるのがオスです。

アサギマダラの雌雄の見分け方

そこで問題です。下の写真に写っている2頭の蝶はオスとメスですが,どっちがどっちかわかりますか?よく観察してみてくださいね。

オスとメスのアサギマダラが藤が窯の蜜を吸っている様子

羽根を透かして見れば

つぎに,なかなか見ない写真を紹介します。太陽の光を透かしてアサギマダラの羽根を見てみましょう。下の写真の蝶の羽根にはフジバカマの花がシルエットとなって写っていますが,羽根がかなり薄そうで,浅葱色の部分は向こうが透けて見えています。これだけ薄い羽根でよく強度が出ているものです。もしかしたら,黒い部分と浅葱色の部分で厚さが異なり,黒い部分で羽根の骨格を形成しているのかもしれません。今後,もう少し詳しく調べてみます。

羽根の光るアサギマダラ

また,光が透過したときにきれいな色が付いて光ることも発見しました。茶色っぽく光っているところは浅葱色の補色が見えているのかもしれません。
参考)花浅葱の組合せ|補色・反対色|類似色|配色 | 配色ナビ (shikisaipuzzle.com)
ここももう少し詳しく研究したいことろです。

羽根の光るアサギマダラ,茶色っぽいところは補色が見えているのかも

ほかの虫と一緒に食事

フジバカマにはアサギマダラのほかにも虫たちがやってきます。アサギマダラたちは,そのような虫たちとケンカすることもなく,一緒に花の蜜を吸っていました。下の写真は蜂さんと一緒です。

アサギマダラとハチが仲良く食事

つぎの写真はキタテハちゃんと一緒です。

アサギマダラとキタテハが仲良く食事

アサギマダラが1・2・3

たくさんのアサギマダラが来ていたので,何頭かの蝶が一緒に蜜を吸っている写真も撮れました。
まずは1頭。

アサギマダラが1頭

つぎは2頭。

アサギマダラが2頭

最後に3頭です。ここまで来ると,この光景は圧巻です。

アサギマダラが3頭,圧巻です

まとめ

いまがアサギマダラ飛来のピークです。是非,三ヶ根山周辺を訪れてみてください。もし,機会を逃してしまったら,来年忘れずにアサギマダラちゃんに会いに来ていただければと思います。時間を忘れて眺めていることができます。至福の時間を過ごせます。

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