虹色を見つけたよ

あれこれ

以前,「虹色を探そう」ということで,街で見かけたいろいろな虹色を紹介しました。
参考)虹色を探そう・構造色のいろいろ | ふわっとサイエンス

虹色を見つけるとなんだかワクワクします。今回は,思いがけないところで見つけた虹色を紹介します。

建物の中で見つけた虹色

一番最初に示した写真(2025年1月5日 15時11分撮影)は建物の中で見つけた見事な虹色です。床の上にあたかも虹がかかったような様子が見られました。赤・黄・緑がきれいに見えています。

「なぜここに虹が?」ということで,虹色のところにカメラを入れて光の方を撮影したのが下の写真です。カメラが赤色のところに設置されたので光の来る方向を見ると赤色になっています。写真は左に90°回転したあるので,写真の右側が床面側,左側が天井側です。

床に映った虹色にカメラを設けて光の来る方向を写した写真

虹色のところからカメラを少し離して,光の来る方向を見たのが下の写真です(この写真も左に90°回転しています)。すると,光の来る方向に水槽があることがわかります。水槽の端の方に太陽の光が当たり,明るくなっています。時間は冬の15時過ぎですので,太陽高度が低くなってきて,光が差し込んています。水槽の端は90°のコーナーがあり,そこに光が当たって三角プルズムのように通過する光の色が分かれ,それが床に投影されているものと考えられます。虹を作ることを狙ってここに水槽を置いたわけではないので,まさに偶然の産物です。

床に虹色を作り出した水槽

道路の看板で見つけた虹色

道路の看板でも虹色を見つけました。看板には夜間目立つように,自動車のヘッドライトの光を反射する仕組みが備わっています。「再帰反射」といって,光が来た方向に光を反射するものです。
参考)再帰反射とは何か、道路標識におけるその重要性| 3M 日本
https://www.dnt.co.jp/technology/technique/pdf/giho15-38.pdf
この構造によって虹色が見えているようです。ガラスビーズを使っている構造もあるようですが,雨滴が虹を作り出すようにこれが虹色を作り出している確証もありません。虹色が見られる原理をきちんと調べてみようと思います。

虹色に光った道路の看板
虹色に光った道路の看板

まとめ

街中でいろいろな虹色を見つけることができます。今回は水槽の作るものと,道路の看板が作るものを紹介しました。道路の看板については,虹色を作る出すメカニズムをきちんと説明できず宿題となりました。以前,クモの巣が虹色に見えるという記事を書きました。
参考)虹色に輝く蜘蛛の巣 | ふわっとサイエンス
そこでも,蜘蛛の巣が虹色に見えるメカニズムが不明で宿題となっていました。宿題を早く片付けて皆さんと共有できるようにしていきたいと思います。

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