トンボで虹色を見つけたよ

シオカラトンボの翅が虹色に光る様子 あれこれ

最近,トンボを見つけたら写真を撮っています。その中で,トンボが虹色に光ることを見つけました。以前の記事でチョウトンボの羽根が構造色で虹色に見えることを紹介しましたが,ほかのトンもでも構造色で虹色を見せてくれるのです。今回は,写真を見ながら虹色を探してみましょう。

ウスバキトンボの場合

まずはウスバキトンボを見てみましょう(2025年7月27日,本宮山山頂付近で撮影)。下の写真では左側の翅の一部が色がついて光っていることがわかりますか?

翅が虹色に光るウスバキトンボ

拡大するとよくわかると思います。透明なフィルム状の翅のところが光っています。よく見ると光の色は青っぽいところと赤っぽいところがあります。おそらくフィルムの表で反射した光と裏で反射した光が干渉して,シャボン玉のように色が付いたものと思います。これを検証するには翅の構造を詳しく調べないといけませんが今後の宿題ですね。

虹色に光る翅の拡大写真

シオカラトンボではどうかな?

街中でもよく見かけるシオカラトンボではどうでしょうか? 下の写真は本宮山で出会ったシオカラトンボです(2025年7月27日撮影)。翅は光っておらず一見普通のトンボに見えます。

シオカラトンボ

各部分を拡大したのが下の写真です。胴体の表面の光っているところは虹色に色付いて見えます。足はどうでしょうか? 特に足のとげに注目ください。緑や赤っぽく見えていませんか? 足のとげが虹色に光るのは光の回折が影響しているように思うのですが,私は理解できていません。ここも宿題ですね。

虹色に光るシオカラトンボ

また,この記事の一番最初に示した写真では翅が色付いています。見る角度により色が出たりでなかったりするので,太陽がトンボを照らしているときにいろいろな方向から見て虹色を探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回,トンボが虹色に光ることを見つけたので紹介しました。私が理解できていない現象が多いですがいろいろ調べて説明できるようになりたいです。

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