青い飛行機雲

翼上面での減圧によりできた飛行機雲 あれこれ

飛行機雲をよく見ると青く色付いて見えることがあります。飛行機雲彩雲では青以外のカラフルな色が付いた「虹色」になることもありますが,ここではシンプルな青色に見える例を紹介します。青色に見えるパターンはいろいろあるので,それぞれについて見ていきましょう。

エンジン近くが青い

エンジンから噴き出したガスが冷えると燃焼で生じた水蒸気が凝縮し飛行機雲ができ始めます。下の写真では,そのでき始めのところが青く見えています。凝縮しはじめは凝縮したものの粒径が小さく,空が青く見える原理と同じようにレイリー散乱で青く見えていると考えられます。
なお,写真右上に撮影日と撮影時刻を記載してあります。

エンジン近傍の飛行機雲が青く見える飛行機雲

飛行機雲全体にわたって青い

下の写真はエンジンが2基(双発)の飛行機でできた飛行機雲です。モクモクした雲全体が青く見えます。皆さんがいつも見ている白い雲とは少し違って見えるのではないでしょうか?

全体が青く見える飛行機雲

つぎの写真では飛行機の本体が写真左の雲に隠れています。写真右側の2本の線は翼端渦が見えておりきれいな直線になっています。左のモクモクした雲と比べると,青く見えるのがわかります。

翼端渦が青く見える飛行機雲

半分青い

つぎの2枚の写真は,左右それぞれのエンジンからできた飛行機雲の色が白っぽいものと青っぽく見えるものになっているものです。同型のエンジンで同じような燃焼条件で運転されているのに,見える飛行機雲の色が異なるというのは不思議です。

白と青からなる飛行機雲
白と青からなる飛行機雲

下の写真は元写真が白っぽかったので色彩補正(ガンマ補正)して色を強調しています。飛行機雲は何本かで構成されていますが,それぞれの線の色は飛行機に近い側からは白→青,ずっと青,青→白というように変化しています。理由はよくわからず不思議です。

白と青が複雑に分布した飛行機雲

翼の減圧によりできた青い飛行機雲

下の2枚の写真には翼の上面で空気が減圧されたことでできた飛行機雲が写っています。翼に近い所にある雲が青く見えています。エンジンの近くにある飛行機雲が青く見えたのと同じように,この場合もでき始めの雲は粒が小さくてレイリー散乱で青く見ていると考えられます。

翼の近くの飛行機雲が青く見える飛行機雲

こちらの写真では,青い部分が飛行機から離れたところまで続いています。

翼の近くの飛行機雲が青く見える飛行機雲

まとめ

飛行機雲の形や色について知らないことがたくさんあって,いろいろ調べています。できれば体系的にまとめてわかりやすく説明できればと思っています。これからも勉強の毎日です。

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