【季節の話題】モリアオガエルの卵_5週間後

あれこれ

「本宮山でモリアオガエルを見つけたよ」という記事を書いたのが5月12日,その2週間後の5月26日に「前に見つけた卵はオタマジャクシになり,新しい卵がたくさん増えていたよ,池にはイモリもいたよ」という記事を書きました。最初に記事を出してから5週間になります。今日も本宮山に行ってきましたので報告します。今回紹介する写真はすべて2024年6月16日撮影のものです。

モリアオガエルになったよ

木にはモリアオガエルの卵の残骸がぶら下がり(下の写真),そこから生まれたオタマジャクシは一部イモリに食べられてしまったかもしれませんが,ついにモリアオガエルになったものを見つけました。

モリアオガエルの卵の残骸

見つけたモリアオガエルさんを紹介します。成長すると5cmくらいにはなると文献には書いてありますが,見つけたものは2cm程度で,オタマジャクシからカエルになってからそれほど経っていないと思われます。調べてみると,小さいうちは「シュレーゲルアオガエル」と似ているみたいですが,「背の皮膚はざらつき,目の虹彩が赤みががかっているもの」はモリアオガエルです。まさしく,この子はモリアオガエルちゃんです。
参考)http://kaerutanteidan.jp/index.php/database/2014-03-27-17-42-12/23-treefrog/46-rachoar

一番上の写真では,カエルののどのところが膨れていましたが,ちょうど鳴いているタイミングで撮影したので,そのようになっています。

モリアオガエル

池にはアカハライモリも相変わらずたくさんいます。モリアオガエルが生まれてきたとき,多くの仲間は,イモリに食べられたと思いますが,無事カエルになったものは,その生存競争に勝ち残った貴重な個体です。たくさんの食べ物を食べて大きくなって,無事つぎの世代にバトンを渡せるように願っています。

イモリとモリアオガエル

まだまだ生まれて成長するよ

6月も中旬となり暑い日が続くようになりましたが,木の上にはまだまだモリアオガエルの卵が産み付けられています(下の写真)

モリアオガエルの卵

池をのぞきこめば,たくさんのオタマジャクシが泳いでいます。たくさん産んで確率論でその一部が無事にカエルになっていく。その自然の摂理を感じさせてくれる者たちです。

オタマジャクシ

これからも引き続き観察していきます。

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