よみがえれ輪島

災害に備えよう

2024年1月1日に能登半島地震が起こりました。その後,2024年3月16日に北陸新幹線「金沢-敦賀」間の開業(下の写真は敦賀駅,2024年8月7日撮影)というニュースがありました。輪島でも少しずつ復興へ向けた動きはありますが,その歩みはかなり遅いようです。今回は「よみがえれ輪島」と題してお送りしようと思います。

北陸新幹線

輪島の現状

現在の輪島の状況を見てみましょう。下の写真は震災で大火のあった輪島朝市の様子です(2024年8月9日撮影)。この地域は一般人は立ち入り禁止となっているので,周りの道路から撮影しています。道路から見える範囲では瓦礫がだいぶ片付けられていますが,まだ片付け作業は続けられていました。

輪島の朝市

つぎは輪島港を眺めてみます(2024年8月8日撮影)。漁船がたくさん停泊していますが,隆起の影響を受けています。その背後にある家たちの屋根にはブルーシートが掛けられており,修理があまり進んでいない様子がうかがえます。

輪島漁港

下の写真は旧輪島駅です(2024年8月11日撮影)。まだ立ち入り禁止となっており,枕木が散乱した状態でした。

輪島駅

街中を歩いてみると,倒れたビルはまだそのまま残り,崩壊した家々もそのままの状態というところがたくさんありました。発災から半年以上たった今でもこの状況というのは信じられない気がします。

復興に向けて

朝夕にのと里山海道を自動車で走ると,復興関係者と思われる車両がたくさん通っていました。輪島の宿泊施設に余裕がないので,金沢方面から通っている方が多いようです。山では下の写真のように治山工事が始まっています。これから冬になり雪が積もりだせば工事のペースが落ちることは想像できます。この先,台風や大雨が降っても大丈夫なようにするため,是非頑張っていただきたいと思います。

輪島の治山工事現場

また,街中ではニュースで紹介されていたパオ(ゲル)のようなシェルタをいろいろなところで見かけました。私は以前,中国の新疆ウィグル自治区でパオに泊ったことがあります(写真は1988年8月19日撮影)。大変居心地が良かったことを覚えています。被災地のシェルタの住み心地はいかがでしょうか? 機会があれば一度泊めていただきたいと思います。

輪島のシェルタ
中国のパオ(ゲル)

まとめ

今回,輪島を訪問して現地の様子を見たり,住んでいる方のお話をたくさんお聞きすることができました。復興はまだ道半ばですが,皆さんの思いや気持ちをお聞きでき大変勉強になりました。涼しくて大変景色の良いところがたくさんある良いところでした。震災を糧にしてふたたび日常を取り戻せることを切に願っています。

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