いろいろな下位しんきろう

あれこれ

三河湾で見られた下位しんきろうについて,さらに紹介します。下位しんきろうで「逃げ水」「浮島」に続いて有名なのは「ダルマ朝日(夕日)」ではないでしょうか。ダルマ朝日というのは朝日が水平線から昇るとき,下位しんきろうによって朝日の下の部分が反転し,反転した太陽と反転していない太陽が上下につながり,それが「ダルマ」のように見える現象です。

三河湾の場合,朝日が昇る東の方向に渥美半島があるので「ダルマ朝日」を見ることは難しいです。その代わり,最初の写真(2022年1月3日撮影)に示したような,串差し団子のような朝日を見ることができます。串の部分は渥美半島です。下位しんきろうにより,渥美半島を挟んで太陽が下側に反転してこのような形になります。

太陽がなく,朝焼けの空が渥美半島を挟んで反転した光景を見ることもできます(2023年11月14日撮影)。この場合は,あたかも空中都市があるような不思議な感じがします。

下位しんきろうで宙に浮いた渥美半島

ラグーナ蒲郡のしんきろう

蒲郡の西浦半島からは富士山が見えます。富士山の方向にはラグーナ蒲郡があり,そこに下位しんきろうが見られました(2022年1月1日 7時12分撮影)。富士山と下位しんきろうの組み合わせです。ちょうど初日の出の時間帯で,しんきろうは少しオレンジ色になっています。

下位しんきろうと富士山

下の写真は,上の写真と同じ日に別の方向から見たラグーナ蒲郡です(2022年1月1日 7時48分撮影)。下位しんきろうでラグーナの建物たちがきれいに反転していることがわかります。

ラグーナ蒲郡の下位しんきろう

形が変わる船

つぎは下位しんきろうの反転具合で船の形が変わった例を示します(2023年10月22日撮影)。船が写真の右方向に進んでいます。2枚の写真は同じ船を撮影したものですが,形が違うのがわかります。上の写真の方が下の写真に比べ,しんきろうの反転する位置が高く,空のオレンジ色が反転したところに映り込んでいます。上の写真は反転位置が高いため,船の後ろの部分が一部見えなくなっており,船の長さが短くなっています。

下位しんきろうで形が変わった船_その1
下位しんきろうで形が変わった船_その2

まとめ

三河湾で見られたいろいろな下位しんきろうを紹介しました。今回示した写真の撮影時期は10月から1月で,秋から冬に観測されやすいことがわかります。また,単に反転するだけであったとしても,反転す高さや見えているものの形状などにより,いろいろな姿を見せてくれることを理解いただけたと思います。私の使っているカメラは40倍の望遠機能を持っているのでかなり拡大してみています。観測されるときは望遠カメラや双眼鏡などがあると,しんきろうを見つけやすいと思います。是非,チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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