ブルーインパルスの後方乱気流に発生した渦管がスモークによって可視化されたものを見ていきましょう。各フォーメーションにおいて,どんな渦管ができたのか紹介します。
フェニックスの渦管
写真の左上に,この渦管を発生させたフォーメーションを示します。まずは,フォーメーション「フェニックス」です。渦管ではスモークが巻き込まれて白い線のようになっています。それが3本あり,うねっている様子がわかります。

デルタの渦管
つぎは,フォーメーション「デルタ」です。渦管らしきものが見られますが,フェニックスに比べスモークが密集し,渦管がわかりにくくなっています。フォーメーションを作ったときの飛行機間の距離や見ている角度が影響しているのかもしれません。

ピラミッドの渦管
3つめは「ピラミッド」です。頭上を通って行ったので,スモークの下側から観察しています。写真に写っているスモークの下側に見事な渦管があります。この渦管の時間変化を見るために,4秒間隔で撮影した写真を示します。時間が経つにつれ,まっすぐに近かった渦管はクネクネしてくるとともに,渦管の勢いが減衰し,ブツ切れになる様子がわかります。


リーダーズ・ベネフィットの渦管
最後は「リーダーズ・ベネフィット」です。飛行機が横一線に並んで飛行し,何本かの渦管が並ぶ様子が見えます。これも渦管の時間変化を示します。ここでも渦管は時間とともにクネクネ度が増し,渦管が途切れ途切れになっていくのがわかります。


まとめ
ブルーインパルスの作り出す渦管を紹介しました。フォーメーションや見る角度によって渦管の様子は少しずつ異なりました。しかし,できた渦管は時間とともにクネクネ度が増し,ブツ切れになっていきました。つぎの記事では,渦管のもう一つの顔をご紹介します。