雨の前日に小牧空港で見た飛行機雲

あれこれ

小牧基地航空祭の開催された2025年3月2日は曇りか雨の予報が出ていました。そのため,私は晴れ予報の出ていた3月1日に予行を見に行きました。雨の前日には,空の高いところに湿った空気が入り込んで飛行機雲ができやすくなります。予行の日はあいち航空ミュージアム展望台で空全体がよく見えるところに長時間(10時~15時)いました。飛行機雲を撮影するにも絶好の日でした。今回は,そのとき撮影した飛行機雲を紹介します。

飛行機雲彩雲

まずは飛行機雲彩雲です。翼で発生した薄い飛行機雲が色ついて見えました。エンジンの排気のところにできた濃い飛行機雲は白いです。

飛行機雲彩雲

下の写真はエンジンの排気のところにできた飛行機雲が色付いて見えたものです。上の写真と比較するとわかりやすいと思いますが,いつもは白い雲が黄色や橙色に見えます。また,下の2枚は同じ飛行機の雲で10秒間隔で撮影したものですが,色の付き方が異なります。太陽との位置関係で光のあたる角度が変化し,それが色付きに影響していると考えられます。

エンジンの排気にできた飛行機雲彩雲とその色の変化

いろいろな世代の飛行機雲

つぎは,飛行機雲のできたタイミングの異なる複数の雲が一緒に写った写真です。下の写真で真ん中あたりにある広い雲は飛行機雲が成長して大きくなったものです。その下に最近できたばかりの飛行機雲があります。そして,写真の右から左上の方向に向かって飛行機が飛行中で細い飛行機雲ができていることがわかります。まさに飛行機雲が三世代が一緒に写ったものです。

できた時期の異なる飛行機雲が写った写真

穴の開いた飛行機雲

最後に変わった形の飛行機を紹介します。下の写真の中央付近に横一線に飛行機雲が写っています。その中央付近を拡大したのがさらに下の写真です。

スリットの入った飛行機雲

飛行機雲にスリット(切れ目)が入っています。スリットが入っているところの右側と左側は普通の1本の飛行機雲です。なぜここにこのようなスリットが入ったのか不思議でなりません。

スリットの入った飛行機雲を拡大

まとめ

ブルーインパルスを見に行き,飛行機雲の写真も撮影しました。最近は長時間空を見ることがなかったので大変良い機会に恵まれました。また,雨の前日で上空が湿っていたことも飛行機雲の発生に適していました。飛行機雲彩雲はガッチャマンの「科学忍法火の鳥」みたいで,私は大好きです。しかし,なかなか出会うことができず,今回会えたのはとてもラッキーでした。また,スリットのあいた飛行機雲からは,まだまだ知らないことが多いと感じました。これからも空を見る機会を増やそうと思わせてくれる一日でした。

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