本宮山の生き物たち

あれこれ

山に登っているといろいろな生き物に出会うことがあります。突然出会うと人間も動物もびっくりしてお互いのためにならないので,私はデイパックに鈴をつけて存在をアピールしながら行動しています。今回は,山で出会った動物たちについて紹介します。

一番会う機会が多いのは猿です。写真は2022年8月28日に出会ったときに撮影したものです。記事の最初に掲載した写真では赤ちゃんが大人の背中にちょこんと乗ってほのぼのとした感じを醸し出しています。

下の写真は林の中にたたずむ猿です。こうしてみると,猿の体の色は木の色ととても似ていて,赤い顔がなければ識別するのか難しいと感じます。私が林の中にいる動物に気付くときは必ず動物たちが動いたときです。音がしたり,視界の中で動いたものを感じたりしてよく見ると「いるじゃん」となります。

本宮山の猿

猿は電線の上を器用に歩きます。この写真は比較的距離をとって撮影しています。しかし,別の日に林道を歩いていたとき,林道沿いの電線にいる猿に遭遇したことがありました。そのとき,猿が私を見下ろした状態で私を威嚇し,飛び掛かられるのではないかという恐怖をおぼえました。はじめて「猿は怖い」と感じました。「君子危うきに近寄らず」で,猿にはできるだけ近寄らないようにしましょう。

本宮山の電線に登った猿

鹿

下の写真は2025年3月21日に出会った鹿を撮影したものです。鹿についてはフンに特徴があります。奈良公園に行くとコロコロのフンが転がっていますが,あのフンが山のあちこちにあるのをよく見かけます。そこで鹿を身近に感じるのですが,実際の鹿に会うことはなかなかありません。

人が良く通る登山道ではまず会いません。しかし,人があまり入らない登山道を通るときにたまに会います。彼らは人の気配を感じるとすぐ逃げてしまうので写真に撮るのがなかなか難しいのですが,この日は撮影することができました。

最近は鹿が増えすぎて「鹿害」が問題となっています。かわいらしい顔をしていますが,人と動物が共存するのも大変です。
参考)https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/about/pdf/meaning02.pdf

本宮山の鹿
本宮山の鹿

アナグマ

最後は「アナグマ」です。山の麓,登山道入口で出会いました(2024年6月2日撮影)。茂みの中から現れ,溝の中に潜んだところを撮影しました。狸によく似ていますが顔が少し違います。「同じ穴のムジナ」という言葉がありますが,「ムジナ」とはおもにアナグマのことです。アナグマは人と近いところに住んでいるので害獣対策的なサイトにも掲載されています。
参考)https://inohoi.com/blogs/knowledge/post-1643
猿や鹿もそうですが,人と獣と共生できるいいやり方を見つけていけたらよいと思います。

本宮山のアナグマ

まとめ

本宮山であった動物にはほかにも「リス」「キジ」がいます。写真を撮るのが難しく,今回は紹介できませんでした。写真が撮れたら紹介したいと思います。
また,危険な生物として「マムシ」がいます。登山道の入口に「ウォーキングセンター」という建物がありますが,そこに「マムシに注意」と警告がされています。ですので,私は夏~秋にかけては人があまり通らない登山道や,蛇が出そうなところは極力避けて歩いています。また,昨年(24年)夏には谷筋でアブが発生し,たまに刺されて閉口したこともありました。幸いクマに遭遇したことはありません。

山には楽しいこともありますが,危険なこともあります。周りの状況を見て,リスクはできるだけ回避するとともに,万一のときは対処できるようにしながらこれからも山歩きを楽しもうと思いまう。

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