本宮山で出会ったカエルとその卵たち

モリアオガエルの産卵 あれこれ

この春,2025年3月30日にカエルの記事をアップして以来,21件掲載した中で5件がカエル関係でした。平均で2週間に1回カエルのことを書いていたことになります。今回はそれらの記事で紹介した内容も含みつつ,本宮山で出会ったカエルとその卵たちについてまとめてみようと思います。

モリアオガエル

最初はモリアオガエルです。一番最初に示した写真は,産卵の最中のモリアオガエルです。モリアオガエルはメスの方が大きくて小さなオスが背中に乗って(しがみついて)産卵しています。下の写真左側に写っているモリアオガエルはまだ子ガエルで小さめです。モリアオガエルは木の上に卵を産みます。白いアワアワの中に卵を産みます。下の写真をよく見ると白い粒状の卵が見えます。

モリアオガエル

シュレーゲルアオガエル

つぎはシュレーゲルアオガエルです。カエルの写真を見るとモリアオガエルとそっくりに見えます。ネットには見分け方を解説したページもあります。目の周りの色や,肌の粗さ,手の水かきなど,見分けるポイントはいろいろあります。下の写真の右側はカエルの卵です。このカエルの卵もアワアワの中に産みますが,モリアオガエルと異なり,水辺の草むらの中に産み付けられていました。この卵の粒も白いです。

シュレーゲルアオガエル

タゴガエル

タゴガエルです。水がしたたり落ちる岩のところに水たまりがあり,そこにひっそりと産み付けられていました。

タゴガエル

ヤマアカガエル

3月,ヒキガエルの卵の隣にヤマアカガエルの卵がありました。しかし,ヤマアカガエルにはまだ出会えていません。いつか会える日を楽しみにしています。

ヤマアカガエル

ヒキガエル

今シーズン,ヒキガエルに一番楽しませてもらいました。インパクトのあるひも状の卵から始まり,極小の子ガエルになるまで,一連の成長を観察できました。子ガエルから,下の写真の左に示す大きなカエルになるというのもびっくりです。

ヒキガエル

まとめ

山にはたくさんのカエルがおり,たくさんの発見がありました。これまで,オタマジャクシはカエルの子供,オタマジャクシがカエルになったら大人になったと思っていました。しかし,ヒキガエルを観察しその認識が変わりました。ヒキガエルはオタマジャクシからカエルになっても極小サイズで,大きなカエルとは似ても似つかない形をしていました。知らないことがたくさんあると感じさせてくれました。

お知らせ

いつもブログをお楽しみいただきありがとうございます。6月よりしばらくの間,「気象防災アドバイザー」の研修を受講するためブログ更新を不定期にさせていただきます。これまで,2件/週(水・土)のペースで記事をアップしてきました。なかなかのハードスケジュールでした。研修との両立はなかなか難しく,ブログのペースを落とさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。

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