春の蜃気楼観察日記(2026年2月22日)

2026年2月22日の蜃気楼で変形したラグーナ蒲郡 あれこれ

2026年2月22日はかなり規模の大きい蜃気楼を見ることができました。今回は散歩をしながら蜃気楼の出現を待ったので,観測は西浦の海岸で行いました。

当日の様子

下の写真は12時46分(蜃気楼出現前)に撮影したものです。蔵王山の麓に白い帯(逆転層)があり,蜃気楼の出現が期待できます。

蜃気楼が出る前の周りの様子

観測された蜃気楼

下の写真では田原の風車の手前を小型船が航行しています。よく見ると,小型船の上に反転したもうひとつの船が航行しています。

逆さで航行する小型船

つぎは,風車の羽根に注目ください。左側の風車の羽根が曲がって見えます。

羽根の曲がった風車

下の写真の左側の白いビルはホテルシーパレスリゾート,右側の銀色の建物はアクアアリーナ豊橋です。建物が伸びたり縮んだりしています。

建物が伸びたり縮んだりしたアクアアリーナ豊橋

下の小山は田原の笠山です。防波堤のあたりの見え方が変わっています。

笠山手前の防波堤が変形

新来島豊橋造船です。見ている高さを波打ち際から高いところに徐々に変えて撮影しました。見る高さによっても見え方が変わります。

新来島豊橋造船 その1
新来島豊橋造船 その2

蜃気楼による分光

下の写真の岩礁は仏島です。仏島は縦に伸び,近くをヨットが航行しています。

蜃気楼で伸びた仏島

ヨットを拡大して見てみましょう。並べてみるとだいぶ様相が異なります。仏島の前を通っているものは帆の下のところが色付いて見えています。おそらく,帆による空気の流れが急激な温度勾配を作り,屈折が大きくなってプリズムのように色が分けられているものと思われます。

カラフルに見えるヨット

気温の変化

今回の蜃気楼は13時から14時15分頃まで継続しました。その時の各場所の温度を下図に示します。蜃気楼が見えた時間帯の後に三河湾1号ブイの気温が急に上昇しています。

2026年2月22日の温度変化

下の写真は蜃気楼が終わったあとの14時45分に撮影したものです。空気が入れ替わり白い霞はなくなりました。また,風が弱くて海面に波がほとんどなく,雲が海面に映っています。

蜃気楼が終わった後の周りの様子

まとめ

この日の天気予報では午後に南風が強くなる予報が出ていて,蜃気楼の出現がないのではないかと心配していましたが無事に見ることができました。小型船が逆さになって航行する様子やヨットが色付いて見えるなど,実りの多い観測でした。

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