渇水に負けるなカエルさん,干上がった池で見た産卵の異変

あれこれ

2025年~2026年の冬は太平洋側で記録的に降水量が少なく,豊川用水では主となる宇連ダムの貯水率が0%(2026年3月17日)でカラになりました。ダムに限らず自然界でも水の干上がってしまっているところがあり,本宮山の山頂近くの生き物を育む小さな池も大変なことになっています。今回はその池での出来事を紹介します。

平年に比べ少ない降水量

どのくらい降水量が少ないか見てみましょう。下のグラフはアメダス・豊橋の2025年11月~2026年2月の月ごとの降水量(橙色)とその平年値(青色)を示しています。1月は降水が観測されず,2月も平年の半分程度となっています。

本宮山山頂近くの池の様子

下の写真は1年前の2025年3月29日の本宮山山頂近くの池の様子です。水がしっかり貯まって,カエルさんたちがたくさん卵を産んでいました。

これに対し,今年(2026年3月5日)の様子が以下の写真です。池は干上がり水は全くありません。それでも,早くから活動を開始するヒキガエルやヤマアカガエルは卵を産み始めています。撮影の前々日に20mmを超える降雨があったので,その時に産卵したのかもしれません。この写真を撮影したつぎの日も降雨がありました。どうなったか気になるので再び訪れました。

訪れたのは3月11日です。6日の降雨は焼け石に水でした。状況は改善されていません。5日にあったカエルの卵は消え去っていました。

池の周りを見ると,カエルたちの失望の叫びが聞こえてくるような状況となっていました。池の周りは草地ですが,そこにヒキガエルのひも状の卵が散乱していたのです。

まとめ

カエルさんたちも自然に翻弄されながらなんとか生きていることを感じました。これから周期的に低気圧がやってきて雨が降るようになってくれることや,例年と違う状況の中でカエルさんたちがうまくやっていくことを願ってやみません。

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